特殊トラックを高く買取ってもらうためのポイント

数あるトラックの種類の中でも特殊と言われる冷蔵冷凍車ですが、通常のトラックと異なり冷蔵冷凍機能がついているため、通常車の買取査定にプラスしてチェックされる項目があります。ここではそんな冷蔵冷凍車をなるべく高く買取ってもらうために、押さえておくべきポイントをご紹介します。まず重要なのは冷凍機能が正常に保たれているかどうかです。冷蔵庫の場合は最低でも4℃程度まで、冷凍庫の場合は最低でも-18℃程度まで下がっていなければ積荷を正常に運送できません。

そのため冷えが悪い場合は荷室の損傷やパッキンの劣化、また冷媒ガスやコンプレッサーが正常に動いていないなどの可能性があり修理が必要です。この修理費用が高額なため査定額にも響いてしまうので、事前に正常な冷凍機能かどうかの確認をしておきましょう。次のポイントはトラックの床の形状ですが、床にはステンレスとアルミとキーストンの3種類があり、この中で一番査定評価が高いのは、床面に凹凸に溝を切り冷気が循環できる構造のキーストンです。またキーストンは水滴などが溝に落ちる構造でもある為、冷凍時に床と積荷が張り付く事を防げるので、需要も高く査定評価は上がります。

また車両のサイズも関係しており、近年中古車市場ではEC需要の増加に伴い、小口配送向けの1tから3tクラスの小型サイズは長距離車両が多いため、低走行車として需要が高く買取り査定の評価が上がります。さらにスタンバイ機能の有無もポイントですが、スタンバイ機能とはエンジンが停止していても、外部電力からの電力供給で冷凍運転ができる機能のことで、夜間に事前に荷物を積んでおきたい時などに重宝するため、この機能が装備されていることで需要も高くなり評価を得られます。その他にも、後方にパワーゲートや側面にスライド扉などが付いていれば、さらなるプラス査定が充分期待できます。

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